母親委員会では、毎年いろいろなテーマを取り上げてグループ別研修会を開いています。今年度は第二回母親委員会で元小学校長、田中惠子氏に『未来の宝のために』との演題で講演をしていただきました。 さまざまな経験をされ話題の豊富な田中先生の講演では「学力だけが大事なのではない。学力も、大事なのだ。」ということや、先生がおじいちゃんから教わった「やってみせて 言って聞かせて やらせてみて ほめてやらねば人は動かじ」という言葉を紹介していただきました。またホームステイを何度も受け入れられて、自分の国の料理を作り歴史や文化を語る他の国の人たちとの出会いのお話もあり、文化を継承していかねばならないという使命を受けて身の引き締まる思いでした。 そして、「食」にとても興味がおありで、「食べ物で人間の体が作られる。それが子や孫につながっていく。」とのお話で食事の大切さをあらためて感じ食事作りを考え直す良い機会となりました。 さらに、いろいろな事件が起きていることに対し「子どもの目は綺麗。子どもをどうこうするより、おかあさん!がんばれ!宝になるも荷物になるも母親次第。」とのお言葉をいただき母親としての在り方を再認識しました。 講演のあと、それぞれのグループで講演の内容をもとにテーマを見つけ研修していただきました。報告書を作るにあたり、グループ内で一つのテーマについて考えたということは大変有意義であり、いろいろな話し合いがなされたと思います。 報告書を見せていただくと、どのグループも講演でヒントを得て、母親目線で研修に取り組まれ、さらにこれからの生活に役立てていくであろうと感じました。それを、さらに多くの皆さまにお伝えできることができればと思います。 子どもたちが心身ともに大きく成長できるようにサポートするのが親の役目であり、子どもを育てる過程で親も一緒に成長します。この研修を家庭や学校で話し合うきっかけにしていただき、各PTAでも活かしていただけると嬉しく思います。